パニック障害の薬や精神的アプローチ
パニック障害は3大症状であるパニック発作、予期不安、広場恐怖と
それに引き続くうつ症状があります。
パニック発作は何の前触れもなく突然起きて激しい動悸、息苦しさ、めま
いなどの症状です。酷い発作の時には自分が死んでしまうのではないかと
思うほどです。
また発作が起きるのではないかと心配することを予期不安といいます。
パニック発作は時間とともに収まってきますがしばらく時間をあけて繰り
返します。
パニック症を起こしていないときでもまた同じ発作が起きるのではないか
と不安になって心配を伴うようになります。
うつ症状よって会議や仕事、買い物等を避けるようになると日常生活を送
ることが難しくなります(広場恐怖)
その結果うつ症状がみられることもあり、パニック障害では問診で症状の
診断をつけていきます。
パニック障害の治療は薬物療法と認知行動療法が中心となり、認知行動療
法はパニック発作の治療として有効です。
「私の場合は車の運転中に急に怖くなることがあります。
気を失いそうな感じですが、極端に避けないようにと指導されていま
す。」
発作を恐れて広場恐怖を感じる状況を改善するために、これまで避けてい
た環境に身を置くようにして行動できる範囲を徐々に広げていきます。
パニック発作の治療は“薬物療法”と“認知行動療法”を継続的に行い薬物療
法を中止してもパニック症状が起きず日常生活を送れるようになることが
目標です。
パニック症と分からない10年間。3番目の子供の出産を機に、過呼吸
で救急車で運ばれての付き合いですが睡眠障害は正直キツイです。
冷蔵庫の音や金魚の水槽の音が耳触りで眠れず、思わず朝迄コンセン
トを抜いた事もあります。
我慢せずに早めの受診をオススメします。
*薬による治療
薬の効果は人によって違うため効果を確認しながら増減したり薬を変更し
たりする必要があります。 正しく効果を確認するためには医師が定めた通
りの量と回数を守って服用しましょう。薬に頼らず気持ちだけで治すと言
うのは得策ではありません。
不安や疑問は遠慮せずに医師に相談して解決するようにしましょう。
〜でも薬剤によっては依存症になることや眠気に襲
われることもありますよね!
安全性のある薬剤もあるので、これから治療を受ける方は先生に聞い
てみてもいいですね。
また自立支援の申請が通ると申請した病院と薬局のみ1割負担で済み
ますので医療費が随分楽になりますよ!
先生に診断書を書いて頂いて(病院によりますが約2千円位かかりま
す)市役所で手続きします。1年ごとの更新になります。
*薬による治療 2,
病院ではパニック障害と診断されると、発作を抑え、不安を軽減し解消す
るための治療が行われます。
抗不安薬や抗うつ薬を使って治療することもありますので、心配な時は先
生に聞きましょう。
最近になってセロトニンに作用する薬が効果的であることがわかり、副作
用の少ない治療薬として使用されるようになりました。
パニック障害の治療の目標は薬剤を使用しなくても発作が起きず、普通の
人と同じように日常生活ができるようになることです。
ただパニック発作は繰り返し起きるので注意が必要です。
*精神療法的アプローチ
パニック障害では薬物治療に加えて精神療法の併用が重要です。
薬が効き始めて発作が起こらなくなってきたら苦手だった外出など少しず
つ挑戦することも治療の1つになります。
無理せずに医師やカウンセラーと相談しながらゆっくりと進めていきまし
ょう。
引用:みんなのメンタルヘルス・msdマニュアル家庭版
最後まで読んで頂き有難うございます。